脊柱菅狭窄症と診断されたけど…。

腰痛や下肢痛の症状を抱える方は多くいらっしゃいます。
その中には脊柱菅狭窄症と診断された方も少なくありません。

当院にも多くの患者様が来院されています。

そもそもどんな症状なのか？

《主な症状》
・馬尾性の間欠性跛行（歩行と休憩を繰り返す歩き方）
・腰痛
・腰の後屈制限（後ろに反れない）
・下肢の痛み、痺れ
・足の感覚の左右差
・足首をうまく動かせなく転びやすい
・冷たく感じる
・尿失禁、排尿困難などの排尿障害
・性機能不全
など様々な症状が出現します。

多くは老化などによる腰の骨や椎間板の変形によって、脊柱管に狭窄（太い神経の通り道が狭くなってしまうこと）が生じ、これによって馬尾神経や腰髄神経根の締め付けが起こってしまう疾患を指します。

《診断》
間欠性跛行などの症状からCT、MRI検査で脊柱管内の狭窄が確認できます。

《治療》
手術による腰椎椎弓切除や脊椎固定など様々な治療方法があります。
手術以外では硬膜外または神経根ブロック注射を行う事があります。

手術以外の方法で改善されるの？？

当然、手術によって改善されるケースはたくさんあります。
しかし手術をしたからと言って１００％改善されるというわけではありません。
中には手術はしたくないと思っている方も多いのではないでしょうか？

他にはどのような方法があるのか？

・鍼治療による深層部へのアプローチ
・姿勢改善による患部への負担軽減

その他、様々な治療方法があります。

放置していても改善されない！？

残念ながら放置して改善されるという症例はあまり聞きません。
少なくとも年々症状が酷くなっていくことが多い疾患です。

ではなぜ酷くなってしまうのか？

最初は軽い腰痛から始まることが多いです。
中には腰痛はなく違和感などから始まる事もあるでしょう。
多くは４０代以上の男性に多いと言われています。
軽い症状のうちはまだ大丈夫と思っていても次第に症状が悪化していきます。

この狭窄症は脊柱管が狭くなり神経を圧迫することで症状が出ます。

どうすれば現状より良くなるの？

当院に通院されている方の事例

事例①
８０代　男性
脊柱管狭窄症と診断されて５年
手術はしたくないとブロック注射や痛み止めなどで経過観察
マッサージなども色々行ったがその場しのぎで持続されず
年々、腰の痛みと下肢痛が酷くなり困っていた

症状
腰痛、間欠性跛行、下肢の冷え

治療内容
患部の血流改善及び鎮痛目的で
腰部から下肢にかけて鍼治療

姿勢不良による腰部への負担軽減の為
姿勢改善を目的とした施術

上記の施術を最初の２ヶ月は週に２回
その後、週１回のペースで施術を２ヶ月

徐々に歩ける距離が増えてきて
現在は趣味の旅行にも行けるほどになりました

脊柱菅狭窄症でお困りの方へ

脊柱菅狭窄症は簡単に改善する疾患ではありません。
しかし、現状より少しでも良い状態を維持するために指を咥えていても始まりません。

骨や軟部組織が編成してしまっている状態では強い刺激や無理な運動は大変危険です。

ですが患部にかかる負担を軽減すること、出来る限りの姿勢の改善を行うことで、
坐骨神経痛のような症状や強い痛みが軽減していきます。

背中が丸くなっているように見えるのも、骨自体の変形が原因ではなく
筋肉の緊張や脳からの精霊がうまく体に伝わっていないことが原因の場合があります。

昨日今日、急に脊柱菅狭窄症になった訳ではなく、長い時間をかけて今の状態になってきた訳です。

脊柱菅狭窄症があっても、必ずしもそれが痛みのすべての原因ではありません。

脊柱菅狭窄症があることで、症状が出やすいということです。

症状を寛解させ、悪い状態にならない様にこまめにケアしていけば、
また散歩や旅行が楽しめるようになれる可能性は十分にあるので、諦めないでください。

施術希望の方は是非、お問い合わせください。