そもそも、なぜ「ぽっこりお腹」になるの?
「若い頃はスリムだったのに、最近お腹だけ出てきた…」
「食事制限や運動もしてるのに、お腹周りだけがスッキリしない」
「年齢のせいだとあきらめているけれど、実は何か原因があるのでは?」
そんなお悩みを抱える40代以降の方、とても多いです。
実はそのぽっこりお腹の正体は、「年齢」だけでなく、姿勢の崩れや自律神経の乱れが関係しているかもしれません。
今回は、ぽっこりお腹の根本原因と、鍼灸・整体での改善法、そして日常でできるセルフケアについてご紹介します。
✦ 骨盤のゆがみや猫背による内臓下垂
内臓が下がり、下腹が前に押し出されて見える。
✦自律神経の乱れによる代謝低下・便秘
自律神経が乱れると、消化・吸収・排泄がスムーズに行えなくなる。
✦インナーマッスル(体幹)の弱化
体を支える筋力が衰え、内臓を正しい位置に保てなくなる。
✦冷えによる血行不良・脂肪の蓄積
お腹周りの血流が悪くなり、脂肪がたまりやすくなる。
鍼灸や整体でできるぽっこりお腹へのアプローチ
鍼灸によるアプローチ
東洋医学では、ぽっこりお腹は「脾(ひ)」や「腎(じん)」の弱り、そして「気(エネルギー)」の停滞と考えます。
鍼灸では以下のような作用を狙います。
・内臓機能を活性化するツボ(中脘、天枢、関元など)を刺激
・自律神経を整えるツボ(神門、足三里など)で代謝を促進
・冷え改善・便秘解消にも効果的な経絡にアプローチ
→ お腹の内側から整えることで、自然とスッキリした体へ導きます。
整体によるアプローチ
・骨盤のゆがみを調整して、内臓が正しい位置に戻るようサポート
・猫背や巻き肩などの姿勢改善で、お腹が前に出るのを防止
・腰回り・股関節まわりの緊張をほぐして、動きやすい体に
おうちでできる簡単セルフケア
◎「寝ながら腸ほぐしマッサージ」(1日3分)
仰向けに寝て、みぞおち〜下腹部を「の」の字を書くようにマッサージ。
腸の動きが促され、便秘やガス溜まりによる張りを解消します。
◎「骨盤ゆらしストレッチ」
椅子に浅く座り、骨盤を前後にゆっくり動かすだけ。
5往復×3セットで骨盤の動きがなめらかに。
◎「ツボ刺激:天枢(てんすう)」
おへそから左右に指3本分のところにあるツボ。
便秘や下腹ぽっこりに効果あり。
ゆっくり深く押圧すると効果的。
お灸もおすすめ。
まとめ:見た目だけでなく、内側からスッキリと!
ぽっこりお腹の原因は、脂肪だけではなく“体の内側のバランスの崩れ”にあります。
年齢のせいにする前に、ぜひ一度、体の土台を整えることからはじめてみませんか?
鍼灸や整体は、見た目の改善はもちろん、内臓の働きや自律神経の調整を通して、根本的なケアができる方法です。
一人で頑張るのがつらいときは、私たち専門家にぜひご相談ください。